東日本大震災の被災地・被災者への支援について

3月11日発生致しました 「東日本大震災(東北地方太平洋沖地震)」 により多くの方の尊い命が失われたことに、深い哀悼の意を捧げます。
この震災により、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げるとともに皆様の一日も早い安全、安心の確保と復旧を心よりお祈り申し上げます。

今般の震災に伴い、有限会社スマート・ラムズと致しましては、従業員一同全力を挙げて最大の支援を行ってまいります。

2011年3月21日時点での具体的な支援策は、以下の通りでございます。

<義援金の寄付>

被災地への義援金として、日本赤十字社岡山県支部を通じ、2011年3月17日、100万円の寄付を行いました。

※代表取締役 岡本順子個人からも日本赤十字社岡山県支部を通じ別途義援金をお送りしております。

<取引先への支援>

被災された取引先に対し、金銭及び生活物資の支援を個別に、都度行っております。

<その他>

被災地での生活インフラ、物流の状態を考慮し、都度、できる限りの支援を行って参ります。


「東日本大震災(東北地方太平洋沖地震)」 に寄せて

2011年3月21日

東京出張中に都内の取引先で震災に遭いました。
だんだん揺れが大きくなり、横揺れ・縦揺れが混ざって真っ直ぐ立てないような状況になり、揺れが比較的小さくなった合間を縫い、ビルの外へ出ました。 近くの小学校の校庭は児童だけでなく避難する人で溢れ、電車は踏み切りの途中で止まり、携帯のワンセグで東北地方の状況を知り、唖然としました。 取引先の方が一緒に居てくださったので、混乱の中でも何とか自分を保つことが出来たのですが、「怖い」という感覚はなかったつもりでも、しばらく手の震えが止まりませんでした。 取引先の方々が、ご自身達も帰宅困難な状況にも関わらず、交通手段や食事等、ご配慮くださり、大変ありがたく、いくら感謝してもしきれません。

交通機関のマヒで足止めされ、駅は人で溢れかえり、道路は車の列が動かず、歩道は歩いて帰宅しようとする人の波で異様な光景でした。
深夜、地下鉄事業者の従業員の方の必死の作業のおかげで、一部地下鉄が運行を再開し始め、駅に出ましたが、あまりの人に入場規制がかかり、ここでもま た大行列。ただ、駅に溢れる人の列は、誰に指示されたわけでもないのに、人の通行を妨げないよう両端に整然と並び、誰一人不満を言わず、マナーよく待っていました。 運行している路線で行けるところまで行き、その後かなり歩いてやっとホテルに入りました。ホテルのロビーも人で溢れておりましたが、ここでも災害時の日本人のマナーの良さや思いやりに感動しました。

ただ、一晩中2~3分毎に大小入り混じって余震があり、スーツを着たまま眠れずに過ごし、翌日早朝、これまたかなり歩いて東京駅へ出て岡山へ戻りまし たが、東京駅でも新聞やダンボールを被って待っている人の行列でした。

業務上の被害もあったのですが、大事の中の小事で、まず知人の安否が気になりました。 東北地方にも取引先がありますが、従業員のご家族で不幸があった方もいらっしゃったそうです。 数日後にやっと取引先の社長と連絡が取れ、少し話ができたのですが、電気・水道・ネットは暫定復旧したものの、飲料水・食料の確保に苦労されているそうで、少ない食料を節約しながら分け合ってしのいでおられるとのことでした。 そちらの社長は、事務所で寝泊りしている従業員に食事をさせたり、若い方達を集め、ご高齢の方の家へ片付けに出たりされているともおっしゃっていました。 お亡くなりになった方達、被災された方達、今できることを精一杯やろうとされている方達のことを思うと、所構わず涙が出てしまいます。

インターネットの情報が早く、Twitterで安否確認の情報をやり取りしている方も多くいらっしゃいますし、地震発生直後から、TwitterやFacebookなどのソーシャルネットワーキングサービスでは、世界各地から「#prayforjapan」というタグをつけた「応援のメッセージ」が多数寄せられています。 栃木県の避難所にて20歳の学生が「不安に押しつぶされそうな方に、すこしでも勇気をもってもらえたら」と寄せられた応援メッセージをまとめるサイト「prayforjapan.jp」を立ち上げています。 http://twitter.com/prayforjapan_jp http://prayforjapan.jp/message/

インターネット回線事業者やデータセンター運営事業者には、災害情報をやりとりするために、自社資源を無料貸与している会社も多く、このようなスペー スを利用して公開されているようです。

人としてどうあるべきなのか、我々IT事業者が今何ができるか、深く考えさせられます。

今、日本の前には、大きな困難がそびえ立っています。 ですが、どんな困難を前にしても、我々は前を向いて行かなければなりません。 私どもができることは微力ではございますが、被災された皆様を少しでも支援できるよう尽力して参りますとともに、西日本に所在する我々が少しでも日本の経済を盛り上げていけるよう、我々IT事業者の技術が多くの皆様の役に立てるよう、尽力していく所存です。

被災地の皆様へ心からのお見舞いを申し上げますとともに、全ての方が心を一つにし、少しでも被災地の皆様への力になれることを、心より願っております。

有限会社スマート・ラムズ
代表取締役 岡本順子